ペルディゲロ、怒りの波が過ぎたら、、やっぱ自転車続けよう

自宅に薬物抜き打ち検査がきて怒りまくり。「こんな偽善的なスポーツはもういやだ。犯人扱いされているみたいだ。あと数年は走れるしオファーはきているが、もう引退する。」と宣言していたミゲル・アンヘルマルティン・ペルディゲロ。ブエルタをリタイヤし、「アディオス・ブエルタ!」という大きな見出しまで出た。ところが、抜き打ち検査に対する怒りの波が過ぎ去って一転、やっぱり辞めない!と述べた。
「もうあの偽善的なのに嫌気が差していた。奴らは自転車選手に対して尊敬の念も何もない。我々はすごく無防備なんだ。僕らは威厳をもってそれらを批判し続けるべきだ。なんだって僕らはバカンスで家を離れる際に報告しなきゃいけないんだ。なんで家に友人を呼ぶ時にその都度報告義務があるんだ。」
今までも主張をはっきり述べてきたペルディらしい発言。


。。。 とはいえ、、、
「でも、僕は今2つのオファーをもらっている。フォナックとの契約だって2年残っていた。あの時は憤慨したが、怒りが過ぎ去って、今は引退する気はない」
前言撤回。

荒治療好きなTモバイルのX-Dayは9月27日

どうも出入りの激しいTモバイル
型どおりの崩壊のしかた そして誰もいなくなった。。。といった具合に、Tモバイルの将来に悲観的?な見方が広がっている中、改革案の発表は9月27日になるという噂。


相当な改革となるのか?そもそもTモバイルの荒治療は2002年ごろからかなり際立っていた。
2002年一体なにが起こったか?チームと03年仮契約していたウド・ベルツが突如、03年契約破棄と告げられた。イェンス・ヘップナーも。


ベルツの解雇が衝撃だったのは、彼は91年チームテレコム創設メンバーで、02年バスク一周で優勝し、創立2年目のチームに”初勝利”をもたらしたチームのまさに屋台骨。なのに、仮契約を切って、突如お払い箱だと告げられる。
同様に92年以来のメンバーでチームに大貢献したイェンス・へップナーにも急に冷たく背を向けたテレコム。93年、彼はヴィーゼンホフに移籍し、今は監督をしているが、この2人のチーム功労者の首切りの仕方が当時波紋を呼んだ。


実はこの背景には、ウルリッヒのスキャンダルがあった。ウルリッヒは2002年不祥事続き。車で器物損壊し、その場を立ち去って免停。さらにヒザのケガで休養中、ディスコで薬物を購入して、抜き打ち薬物検査で陽性となりレース出場停止処分。
そこで幹部は、ウルリッヒを取り巻く選手を一掃しようという荒治療に出た。その煽りを食ったのが、このベテラン2人。(詳細はベルツの暴露本に)


そして去年のツァベルの切り方(厳密には切ったわけではないが、そっけないオファーしか出なかった。)。悲しんで涙したのはマッサーのふくろうおやじことオイレだけだったというではないか。(例の映画を見ても2人の結びつきの深さは納得。)
このほどウルリッヒを解雇にし、クレーデン、ケスラーにも逃げられ、放出したコップやシューマッハゲロルシュタイナーで目下大活躍。ゲロルシュタイナーは選手入れ替えの際、こんなにもめたりはしない。どうも選手との手の切り方が下手なTモバイル


Tモバイルは9月27日に新体制公表という目下の噂だ。どうなることやら。
ちなみにすでにアイゼル、ピール、ツィオレック(ツァベルを負かして大穴でドイツチャンピオンになった若手選手)はTモバイル移籍が決定だとか。