今月のアンラッキーマンかもしれないシンケヴィッツは三重苦:観客と衝突、A検体陽性、そして別件で裁判を起こされる動き

シンケヴィッツが訴訟を起こされる動きがあることを今日チームは知らされた。匿名の原告のシンケヴィッツに対する訴えは詐欺、あるいは損害をこうむったというもので、これまでの2つの件とは今のところ関係ない別件、ということで伝えられているが、詳細は明らかにされていない。

プロトンの通過わずか20分前にコースで車が炎上 間一髪

ロイターのニュースや砂田さんの日記に出ていたロイターの話題はなんともはや。木曜モンプリエのステージでコース内110km地点を走っていたロイターの車が突然炎上。なんでも車のターボから火災発生らしく。選手たちの到着よりわずか20分前のことだった。なんとか1km区間を突如迂回誘導させて、選手たちは無事レースを続行。この事故でロイターのスタッフに怪我話。ただし、機材が燃えたと言っている。ちなみに、この↓写真を撮影したのは、AFPのカメラマンだ。
火を噴く車(ABC.net)

元MTB選手が公の場で証言:「ラスムッセンに薬を運ぶよう指示された」。ただし5年前

このほどラスムッセンが薬物抜き打ち検査を避けた件を耳にして、公の場で証言することを決めた人物がいる。北米ボルダー出身の元アマチュアMTB選手ホイットニー・リチャーズ。MTB出身のラスムッセンとは2001年北米で知り合いになった。ラスムッセンは当時イタリア在住で、リチャーズは、「アメリカにおいてきたシューズを郵送してほしい」とラスムッセンから頼まれた。しかしリチャーズがそのダンボールをあけたところ、中に入っていたのはシューズではなく、静脈注射セット、血液のようなものなどだった。リチャーズは中味を流しにあけて、郵送をやめた。その後イタリアで2人は対面。リチャーズはラスムッセンを問い詰めた。ラスムッセンは、あの中には代替ヘモグロビンが入っていたと告白したが、リチャーズが流しに捨てたと聞き、パニックに陥ったという。
リチャーズは、今回の告白に際し、自分を運び屋として使おうとしたラスムッセンの無神経さに今でも腹を立てているという。ラスムッセンがリース監督の薬物摂取告白を受けて、「自分はクリーンでみんなは自分を信じていい」、と言ったことにわだかまりを感じ、今回彼が抜き打ち検査を避けた件を受けて、過去のできごとを告白することを決めた。ただしこれは2002年のこと。ダンボールをあけた際、医師に相談しているのでほかに証言者はいるようだが、今回のツールには無関係の内容。

Velonewsの独占記事。