シンケヴィッツ告白

「過ちを犯したことを認める。責任はとる覚悟ができている。言いぬけようというつもりはないが、ただ事実を説明したい。ボクはジェナファームという会社のジェル製品を購入した。欠乏したテストステロンを元に戻すのに役立つものだった。きついトレーニングのあと、回復効果があるはずだった。自分の行なったことの重大な深刻さを考えもせずこのジェルを上腕にこっそりと塗りつけた。ドーピングテストの前夜のことだった。これは重大な過ちだった。チームに対して、同僚に対して、スポンサーに対して、そして自転車界に対して責任感が欠如していた。」

シンケヴィッツはB検体検査中止を要請でTモバイルを解雇決定

シンケヴィッツのB検体は今日開封され、検査にかけられる予定だったが、シンケヴィッツ本人が弁護士を通じてファックスを送付し、B検体の検査中止を求めた。これにより、彼の陽性が確定となり、Tモバイルは彼を解雇決定。一方で、本日午後、シンケヴィッツは声明を出すとも伝えられ、なんらかの告白があるのではという観測が広がっている。ミカエル・レーナー弁護士は、クライアントには、なにか言うべきことがあれば言うように、と促す方針。

あのぅ、ちなみに私の「ベルギー人」の定義

言葉が勝手に独り歩きすると怖いので、私が述べているベルギー人の定義。
● ベルギー人 => ロードレースで薬の問題はゼロではないと思いつつも応援する人(広く緩い意味です)
● ドイツ人=>ロードレースで薬の問題はゼロではないと知った瞬間反対派に回る人。(ドイツに行った読者の方が経験したという経験談を元に)
で、「薬物は自己責任ならやってもいいじゃない、と思いつつロードレースを見る人」というカテゴリーは私の中では設けていませんでした。でも知り合いがこの意味で「ベルギー人」という言葉を使っていたというのを知りました。ちょっとこれは紛らわしい。漠然とした「ベルギー人」以外に、突っ込んだカテゴリーも必要のようなので、そういう人を指すときは、私は次の言葉を使いたいと思います。
● “ゲントのサブウェイで出会った20代の兄さん“的な人 => 薬物は自己責任ならやってもいいじゃない、と思いつつロードレースを見る人

ベルギーでは確かにサブウェイの兄ちゃんたちのように薬解禁!みたいなファンもいたけど、もちろん全員じゃなく。一方で、薬物汚染はゼロと信じているという人は話した中にはいなかったので、私の中ではベルギー人というと、薬の問題を感じながらも応援する人というイメージです。彼らがRRを支援する理由は例の過激な発言以外にも、大雑把に言うと「楽しさがそれを上回る」といった感じでした。