エディー・メルクス

エディー・メルクスが「自分は自分の時代にはNo.1だったが、ランスのほうが自分より優れた選手だ。」と発言した件。あのメルクスがランスを立てているのが印象的だが、実はメルクスは、アームストロングとはものすごく懇意。親友といってもいいだろう。いつも互いに思いやっている様子があらわれている。

ランスの最初の自伝を読んで、びっくりしたのだが、実はあの頃から2人の仲はすごくよかった。ランスが入院した時や復帰した時も、アメリカまでわざわざ駆けつけたぐらいだ。まだあの頃ランスは今ほど名声を得ていなかったにも関わらずメルクスが病床にヨーロッパから駆けつけた。つまり、その当時からメルクスはランスの力量を相当買っていたのだろう。

ランスはツールしか走らないから真の世界チャンピオンではない、という声をよく聞くが、メルクスがランスを真のチャンピオンと認める発言をすれば、他の人がとやかくいうことではないかもしれない。