ツールがアームストロングと決別をしたあからさまな証拠

● コース発表に際し、演説者の誰一人として“ランス・アームストロング”の名前に一切触れず!
● 唯一、スピーチの中でランスについて遠まわしに触れた発言が、ドーピング関連の話題(次回からはもっと検査を強化すべきだ、、のくだりなど。)
● コース発表のビデオでは、ランスは完璧冷遇されて構成されていた
● 余りの異様な雰囲気にブリュイネール監督、怒りを抑えきれず
● 演説の中で、ランスのドーピング疑惑に触れている部分は下記(一部昨日のトクダネにて、既に掲載済み):

「(昨年の)7月24日、ツールの長い長い歴史が幕を閉じた。そして、その1ヶ月後、その事実が発覚した。なんだ、そういうだったのか、と我々は悟った。

でも、だからといって、(様々な歴史が綴られた本の)ページを燃やし尽くし(=bruler toutes les pages)、過去、ツールとその数々のチャンピオンたちが与えてくれた感動を否定してしまわなければならないのか?

いや、今後もずっと芸術作品を生み出し続けるためには、ツールはこんなひどい仕打ちではなく、もっと真っ当な扱いを受けるのが当然だろう。芸術家や詩人について語るように、この(ツールという)ひとつの芸術作品を世界的に考えてみても。

(“こんなひどい仕打ち”というのが、ランスのスキャンダルを差すことは明白。CNでは、ランスに少々気遣って単に「fate」と訳しているが、原文では「火あぶりの刑」などという強い単語を使用している。)

夢を満たすため、価値が永続するためにも、鏡に自分の姿を映していかなければならない(=毅然とした態度を取るべきだろう。)」

レキップとASOは同属だから、レキップが掲載したスキャンダル記事の肩を持つのはある程度 自然の流れともいえるが、ここまで言うとは少々驚いた。

ASOとレキップの関係: ASO(Amaury Sport Organisation)は、FPA (Editions Philippe Amaury)グループに属する。FPAは、レキップ紙、レキップマガジン、フランス・フットボール、Veloマガジン、ル・パリジャン、オージュデュイのオーナー。