ハミルトンDiaryに登場した恐喝男の顛末:まるで刑事モノのTVドラマ

恐喝、空港での現金引渡し、逮捕劇、懲役12ヶ月。。。ハミルトンDiary4/25付け(ただしハミルトン自身のエントリーでないエントリー)で以前登場した恐喝男が執行猶予なしの懲役12ヶ月となった。

まず、4/25のDiaryで、ハミルトンのサンプルの結果について恐喝した男がいたことが述べられていた。さらに、チューリッヒ空港でその男が逮捕されたことも。

この詳しい内容が本日付のCNに掲載された。まず、この男はフォナックのマネージャー、ウルス・フロイラーのアマ時代の同僚、つまり元アマチュアサイクリスト。49歳。名前は公表されていない。フロイラーに恐喝メールを出し、チームのドーピングスキャンダルをさらに暴くと脅した。

彼が要求した額は200万円弱。物価高のスイスにしては、小心者的金額だ。相手の懐具合を見て、まじで請求したような額とも言える。

フロイラーはそれに応じたフリをした。現金受け渡し場所はチューリッヒ空港。私服警官が飛び出す。しかし、恐喝男は車で警官を轢いて逃走しようとした。警官は危機一髪逃げ、男は逮捕された。

男の罪は、恐喝、暴力、警官に対する公務執行妨害罪、交通違反などで、懲役12ヶ月となった。

この恐喝男は、ハミルトンのサンプルについても脅しをかけたが、ラボの結果が出る前の脅しだったため、一体どういうことか騒然としたが、どうやら、その男があてずっぽうに恐喝した内容が、ハミルトンの一連の状況と偶然符合してしまっただけだったようだ。