UCIが再び3大ツールに横槍

ciclismo

12月9日に小ネタとトクダネに掲載した「UCIと3大ツール決裂」はまだ終わらない。3大ツール組織委員（ASO、RCS、Unipublic）が新たに構想していた3大ツール・カップの企画を、UCIが公認しないことを通告した。

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3大ツールは昨年12月にUCIプロツアーからの決裂を宣言した際、トロフェ・デ・トロワ・グラン・ツール（3大ツールカップ）という新しい企画を打ち立てることにした。3大ツールカップとは、平たく言えば 賞金でいいチームを釣ってレースに参加させよう、というプロジェクト。

3大ツールがプロツアーからはずれると、プロツアーチーム20チームの出場は強制でなくなる。とはいえ強いチームに出て欲しいから、この新企画では、3大ツール全てに出場したチームに賞金10万ユーロを分配する。

3大ツール組織委員は、賞金資金合計2百万ユーロを用意。優勝者には60万ユーロが渡され、他にも7チームに賞金を分配することなどが計画に盛り込まれていた。

しかし、本日UCIが声明を出し、「このプロジェクトはUCIの改革構想を無視するものである。UCI規定にのっとり、このプロジェクトを承認しない」として企画への不支持を満場一致で採決した。