ツールに似た場所としてTOJのステージに選ばれた南信州

例のNHKの番組は見損なったが、こういう舞台裏だったらしい。
【Received Information】

先日のNHKでのTOJ南信州ステージの放送内容です。

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TOJ南信州ステージは、大会関係者が「少しでもツールに似た場所を」と南アルプスに囲まれ街中に坂道の多い飯田市下久堅(しもひさかた)地区を選んだ。
少しずつ過疎化が進む街を活性化させたいという地元の期待とも合致する。
観戦マップも「地域住民がTOJを待っていると表現したい」と作成。
レース当日は住民も協力し早朝5時からコースの清掃。
沿道には老若男女、総合学習の一貫として地元中学生や小学生も応援に掛け付ける。
小学生は「かっこいい!」と興奮。
バーベキューを楽しみながら観戦する地元の年配グループの姿も。
「地元も盛り上がらないと応援出来ないからね。選手も張り切る、地元も張り切る」とお父さん。
人口3,200人の下久堅地区に昨年は3万人、今年は4万人が訪れた。
地元の自転車愛好家グループによるチョークイベントでは、お婆さんにも「選手の名前がわからなかったら飯田って書けばいいから」と促す。

レース終了直後から、来年再来年へと続く企画を既に計画中だ。
来年は他地域から来た人が気軽に食事をしながら観戦出来るポイントも作りたい。
チョークイベントの場所も増やしたいし、レースの無い期間にTOJのコースを走るイベントも行ないたい。
飯田市民の、TOJを通じた地域活性化への取り組みは今後も続く。

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自転車ファンやライダーさんだけに頼っていては、日本にロードレースは根付きません。
如何にして一般の人々にレースを知ってもらうか、見てもらうかが必要不可欠です。
誰も行かない隔離された場所でレースをやったって意味がありません。
この飯田市の試みは高く評価されて良いのではないかと思います。

バッソも言ってます。
「ある日レースを見に来て、それ以来自転車ファンになった友人がいるんだ。
最初のステップはまずレースを見てもらうことだね。
レースを見てもらえば、きっと自転車が好きになるよ」