ライプハイマー、ラスト10kmで落車するも特例適応でロスタイムは帳消しに

ゴール付近ラスト3km以内でおこったプロトンの落車はニュートラル措置がとられ、ロスタイムはカウントされず集団と同じタイムが適用されるが、今回のツアーオブカリでは、それがレースコミセールの判断で変えられた。
プロローグ翌日の第1ステージ、ラスト10km、初日リーダージャージのライプハイマーは落車に巻き込まれて1分以上遅れた。これでリーダージャージとグッバイのはずだったのだが、このケースでは規則が急遽変更になり、ラスト3kmルールがラスト10kmルールに拡張された。ライプハイマーら落車した選手は、先にゴールしたプロトンと同タイムを適用するというもの。おかげでライプハイマーは首位キープ。
路上のペイントの隆起による落車だったから、ということで主催者が配慮したようだが、もしリーダージャージがフランス人で、彼が落車していたら、同様の措置はとられたかな?チト アヤシイ。
昨年のレースではEPOの薬物テストをしていなかったことが今ごろ判明し、CNには「ツールドカリ失態」とかかれ、ASDiarioの論説では、EPOのトップメーカーのAmgenがレース主催者というのは納得いかない、として、「EPO製造メーカーがレース主催というのはまるで、エル・ルテがグアルティア・シビルに資金供与するかのようだ」と書かれた。
* エル・ルテ:スペインでは”伝説的な”泥棒として有名
* グアルティア・シビル:スペイン治安警察