ロジャー・ハモンドは防腐の研究

tannenbaumさんのハモンド記事に反応してしまう。
・Corrosion Experiments: ロジャー・ハモンドは学生時代 海中のパイプラインの素材が腐食しないようにするための研究をしていたみたいだ。英国に腐食実験を外注したことがある。擬似環境中の腐食の進行状況を見るという実験だったけど。ハモンドと話が合うか?などとむりやりこじつけて瞑想迷走中。


・Brunel Univ. :ハモンドはロンドン(ヒースロー近郊の)ブルーネル大学出身。この大学、多くのアスリートを輩出している。アトランタ五輪400mリレーのメダリストなど。大学の創設者?イザンバード・キングダム・ブルーネルの父はテムズ・トンネル掘削を完遂させた技術者で、彼自身は蒸気機関車の技術者。さらに目を引いたのは、彼は英国鉄道会社グレート・ウェスタン鉄道の初代技師長だそうだ。


グレート・ウェスタンはケンブリッジの路線にも乗り入れているけど、相互乗り入れで、これが英国の鉄道事故の元になっている。ヴィクトリア王朝時代は鉄道技術が盛んだったものの、その後民間鉄道会社が軒を連ね、各社相互乗り入れる際のインターフェースがむちゃくちゃで制御がまるでだめ。それが事故のもとなのだが、ヴィクトリア時代の遺物が残ったまま。それでニッチマーケットとばかり、英国の会社が鉄道シミュレーションソフトウエアを開発し、それが大ヒット。日本でもそれを某社に売り込んだけど、某社は事故の多い英国の技術などほしくない、とまるで興味なし。。。そんな仕事もしてたりする。