李下に冠を正さず

ツール前の抜き打ち検査でUCIが怪しいと睨んだ選手が6−9人いる旨UCIのドーピング担当幹部が明かしたが、(Ref 小ネタ6/21付け)そのうちのひとりはラスムッセンだったと疑われている、と本日のCN。5月8日と6月28日にラスムッセンは姿をくらまし、デンマークの自転車連盟が予定していたドーピング検査を行なえなかった。事前に連盟に居場所を届けるという義務を怠った。さらに、トレーニングの際、ジャージを着用しなかったなど。カンチェッラーラも、いろいろと取りざたされているチェッキーニをトレーナーとして使うことを辞める気は一切ない、と堂々と言っている。だからどうということもないけれど、こういう時期だからこそ李下に冠を正さず、の態度を見せたほうがファンは安心する、そんな印象。チームが今なんとかイメージ改善に努め、サウニエルはアフリカのマリで植樹、ディスカバリーチャンネル排出権取引Tモバイルもアフリカに学校設立、などせっせとアピールしている。チームが躍起になっても、選手自体はどうなのだろう。ラスムッセンはこれでナショナルチームからはずされることになり、世界選などには出られない。