アルベルト・コンタドールのお値段急騰中で「チーム探しには不利だろう」+ 個人的にはコンタドールのケスデパーニュ行きはないのでは、と見る理由

ディスカバリーの監督ショーン・イエーツの談話がスペインの各紙サイトに出ている。それによるとツールで優勝したコンタドールは、年俸として一気に高い額を要求中。代理人は元選手のあのトニー・ロミンゲル。その様子を見たイエーツは「年俸が一気に釣りあがったから、彼のチーム探しは難渋するかもしれない」と述べている。
どうやらツール優勝という勲章を胸に強気な姿勢で目下市場に売り込みがかかったようだが、ケスデパーニュは過去パコ・マンセボの例があるから、コンタドール獲得に食指は動かさないんではないかと個人的には見ている。マンセボはチームのエースとしてバネスト時代から大事に育てられてきた。しかし外様(といってもバルベルデはアマ時代ケルメとバネスト双方のサテライトチームに在籍したことがある)のバルベルデをチームが獲得したことで、ダブルエースとなってしまい、不満を口にしていた。そして結局2年目にはアリエッタを連れてAG2Rへ移籍してしまった。コンタドールを獲得すれば、バルベルデがまた移籍をちらつかせる可能性も出てくるかもしれない。そもそも昨年バルベルデTモバイル移籍の話が出た時の幹部のあわてぶりは尋常ではなかった。必死でキープしたバルベルデをまた手放す危機は起こしたくないのではなかろうか。
(Photos: ショーン・イエーツの息子リアン君。非常に大人慣れした少年だった。)ディスカバリーのエコアピール車の中で昼寝していた。