世界選主催者はバルベルデの世界選出場に反対

去年インタビューをさせてもらったとき、バルベルデは、「07年の目標はツールと世界選。世界選はフレイレとダブルリーダーになって、自分自身でも勝ちを狙いに行く」と語っていた。選出者のパコ・アンテケラも、当然バルベルデを選出することを念頭に置いている。去年フレイレが故障で世界選を欠場したものの、バルベルデが銅メダルで救われた。スペインチームは今年もダブルリーダー体制でのぞむつもりだ。ところがきたる世界選の主催者であるアイゼンマン会長は、過去の過ちを告白したツァベルの参戦を歓迎しない、と述べるとともに、「バルベルデは司法的に今のところ問題があるわけではないとはいえ、彼の参戦には反対だ」と言明した。OPの書類には「Valv」といった記載や、バルベルデの飼い犬の名前の名前の記載があるせいだ。今年ツールでもし彼が優勝していたとしたら、たぶんマスコミによってOPの件がもっと蒸し返されていただろう。レース前会見で、記者の中にはバルベルデが追求されない事態について、フラストレーションを持っている記者たちが結構いた。いずれにせよ、アイゼンマンの言葉が絶対的強制力を持っているわけではないので、普通にいけばバルベルデは世界選に出るはずだけど。