一生涯の資格剥奪は妥当なのかどうか?

ACCPI (Associazione Corridori Ciclisti Professionisti Italiani イタリアプロ選手協会)は、このほど”ドーピングが発覚した選手の一生涯の資格剥奪”もありうべしとのレターを送付した。さらに、自分のふところを肥やすために禁止薬物の蔓延を目論む”推進者”、”ドーピングコンサルタント”を追及すべきであるとレターは述べている。(資格剥奪は極端な例にのみ適用すべき、ではなく、極端な例であれば適用すべきである、というむしろ一生涯資格剥奪推進の趣旨であったことが判明。)


先日コールの談話がCNに載っていた。「処分を受けてよかったと思う。しばらく自転車から距離を置いたほうがいい。」彼と同じ時期に陽性になった同僚が摂取を否定していることに関しては、「僕は僕の道をいく。」
コールの言葉を聞いていると、やはりセカンドチャンスは与えるべきかと思う。


一方で、例えばすでに3度の陽性反応を過去に出した選手もいる。(もっとも本人はまだ結果に抗しているので、彼を陽性と決め付けるのは早いけれども。)そもそも彼はプロ通算1勝という戦歴でのぞんだ2005ラインラント一周で、全6ステージ中4勝をあげ総合優勝し区間・総合計5勝をあげたが、そのときのレースで陽性となっている。結局結果が断定的ではなく処分を免れ、彼はトップチームに翌年移籍した。その後オフシーズンだから処分はなかったもののアンフェタミン陽性になり、今回3度目の陽性を出した。再犯の可能性を考えると、2年で十分?