骨の折れる仕事 − 昔話 : 3月にろっ骨5本と鎖骨骨折し、ツールに出場。ツールで胸椎の小骨折、ブエルタに出場し大活躍したオグレイディ

ランスは鎖骨が4つに破砕されていたそうだ。予想以上に重く、手術は成功したものの、ふつうなら8−12週間の休養が必要となる、とアスタナ広報が伝えている。その後、「予想以上の驚異の回復」みたいな見出しが躍ることはあり得る話だけれど。
オグレディミラノ〜サンレモで落車してたんですね。私は中継の途中から見たので知りませんでした。鎖骨とあばら1本骨折だそうです。」というメールをもらったけれど、正直、オグレイディは2006年のあの派手な骨折があったので、彼の骨折情報には、自分の気持ちが慣れてしまっている。06年3月、肋骨5本、鎖骨骨折。その後ツールでは胸椎の骨折を含む落車(だがリタイアせず走り続けた。本人がHell(地獄)と称した悪夢の2006年。でも、それこそそのたびに驚異の回復力と周囲を驚かせた。あのときの彼の回復への執念はすごかった。結局ブエルタに間に合って、山でスプリンターとは思えない走りをした。あっぱれだった。



* Email From CUe GRAPHICSさん

(腕を骨折したあと)包帯も固定用の針金も取り、ぼちぼち乗っています。
あとは4月の半ばに最後の診断をして、そこで問題なければ完治となります。
1月17日に骨折して、1月27日に手術し、そこで全治2〜3ヶ月と言われました。
自転車に乗れたのが3月20日、最後の診断が4月半ばといことを考えると、順調だったということでしょうか。

ランスも骨折しましたが凹むキモチは分かります。私でもしばらくは凹みましたからプロのトップアスリートで今まで大きな事故が無かったのなら、落胆は大きいでしょうね。
手術になり全治2〜3ヶ月となれば、その間あっというまに身体は衰えてきますからジロは微妙なところですね。
ランスはプロのトップアスリートだからトレーニングを再開すれば身体はすぐ元に戻ると思いますけれど、気持ちがどうなるかでしょうか。

私は1週間指を固定して動かさなかっただけで関節が硬くなってしまうのにはビックリしました。まだ動きが鈍いのでしばらくリハビリは続けないといけません。
ランスもオグレディも指の骨折ではないけれど復活に期待しています。
他方で、オチョアのように奇跡も起きるので人の身体は不思議です。