カチューシャ二人目 EPO陽性

カチューシャのアントニオ・コロムがEPO陽性判定を受けたという(CN)。先日友人が、「またこの時期陽性反応を出す選手とかが出たら嫌だね」と言うので、「でも、カチューシャのコロムが危ないと思う」と言った私。勘が当たってしまった。今年、カチューシャの勝ち星をひとりでけん引。年初からマヨルカチャレンジやアルガルヴェで勝利を積んだ。でも、彼は若いころから目立ってきた選手ではない。ここへきて急に不穏な感じで強くなった印象。その伸び方が、ちょっと嫌だなぁ、と思っていた。丁度チームメイトのプファンベルガーがオーストリア選手権を制したり、急にアルデンヌクラシックでトップテンに入り、おや?と思ったのと同じ。2人とも、若手時代から注目されていた、とか、着実に成長した、という経緯なしに大きな結果を突然矢継ぎ早に出し続けるようになった。プファンベルガーはすでに陽性で謹慎処分中。カチューシャは、今選手の雇用契約に追加条項を入れようとしている。すなわち、ドーピングが発覚したら、年収の5倍の罰金を支払うべし、と。昨日のCNには、その文言を法的観点から精査していてまだ承服しかねていないマキュウェンの談話が載っていた。コロムはこれにサインをしていない、ということで、幸い年俸の5倍の罰金は逃れたと思われる。