ファミリービジネス

スペインの新たなる違法薬物取り締まり作戦オペラシオン・グリアルで、ケルメチームに薬物を工面していたドクターの取り調べが開始。元選手ヘスス・マンサノがすでにチーム内の堂々たる、かつバラエティーに富んだ薬物・血液指導を書類とともに暴露しているけれど、それとも合致する内容だったとのこと。ちょっと驚いたのはドクターであるビル氏とともに逮捕されたのが、妻と2人の息子、ということ。
こんなファミリービジネスもあるのか、と。


ケルメは、1980年創設の歴史あるチームだったけれど、もともと弱小チームで、アルバロ・ピノが監督になった途端、急にめきめき強くなった。1999年、お土産で買ってきてもらったスペインの雑誌にピノのインタビューがフィーチャーされていて、しばらく静かに過ごしたいから引退する、といった内容だった。当時は、弱小チームを一流に育てた功労者として興味を持って記事を読んだものだ。今では、「急に強くなる」とか、「(若い頃さっぱりだったのにプロ入り後)彗星のごとく」、、とかいうフレーズを聞くと、防御反応を示すようになってしまった。
http://www.cyclingnews.com/news/viru-investigation-turns-up-kelme-documents