Cyclisme Japonから: エキップアサダ浅田監督が行く!「諦めない日本ツアー」スタート!】

Cyclisme Japonからお知らせ

エキップアサダの浅田監督が、全国ショップを周ります!

エキップアサダが2010年度UCIプロ登録をせず、ツール・ド・フランスを目指す上で最低限ともいえる”プロチーム”継続が一旦途絶えた今、多くのサイクルロードレースファンたちは「ツール・ド・フランス完走選手を輩出したチームでさえも、不況の波が飲み込んでしまったのか…」と諦め、嘆いている。

そんな世間の風潮とは裏腹に、頑なに「ツール・ド・フランスには出ます。この目標は諦め様が無い。」とあくまでも言い切る、一歩間違えば道化と化す危険性さえ秘めたエキップアサダ代表の浅田顕のコントラストは痛快だ。

半信半疑ながらも信じたい、夢を託したい、この人ならば何かをやってくれるんじゃないか?と思わせる浅田監督は、私たち凡人、または正常な人?には想像もつかない秘策を持ち合わせている気がしてならない。サイクルロードレースマニアの私にとっては雑誌や、テレビ、ジャパンカップの会場にて浅田顕監督を見る機会が多々有るのだが、如何せん海外遠征の多い”外タレ(?)”である浅田監督に直接接する機会は今までに恵まれた事が一度もなかった。それがあろうことか私の近所である高井戸にやってくると云うのである。これは冷やかし?に行かない手はないだろう!

【全国を行脚し、ツール・ド・フランスは現実になると云うことを熱弁】

プロチーム活動の無い本年度エキップアサダの大きな活動は主に3つ:

「プロチーム再結成のためのスポンサー獲得営業」

「新たな才能を発掘し強化」

「サイクリングを通しての自転車普及」

になるそうだ。

これはこれで実際にやることを突き詰めて行くと、十分に忙しいスケジュールになるのだろうが、浅田監督によると

「海外遠征が減った分、日本での営業や、様々な人と会える時間が増えた」

そうだ。

「我々は海外で”自分達が世界で通用するのだ”と云うことを目の当たりに体験・経験してきましたが、それをありのままに日本の皆様にお伝えする。そして自転車界において日本人が世界で活躍できる時代がすでに来ている、という事を知らせる義務があると思っています。」

「それによって海外に挑戦する選手も増えるでしょうし、エキップアサダに賭けてみよう、と云う企業さんが現れるはず。海外レース転戦の多い昨年までは現実的にはそれを実行に移すことは不可能でしたが、今年は幸い日本に居られる時間が長い(笑)。特に休日である週末はスポンサー営業周りにも制限があるので、その時間を利用してエキップアサダが【諦めない理由】を、全国ショップを草の根的に回って直に皆さんにお伝えしようと考えています。布教活動のようなものでしょうか(笑)」

と浅田監督は云う。

【東京・高井戸から「諦めないツアー」を開始】

浅田監督自叙伝「人生の目標を決めたら諦めない」のサイン会を行いながら、日本全国のショップを周り各地のファンの方々と触れ合う「諦めないツアー」。

スタート地点は、東京は高井戸にある最近オープンしたてのサイクルショップ「チクロ・ネロ」。環八通りは高井戸付近にある真っ赤で上から見ると三角形をしたコンパクトな建物だ。なぜ高井戸のこのショップでサイン会を行うのか不思議に思うだろう。

実は何を隠そう、この「チクロ・ネロ」のオーナーである黒木氏は、浅田顕監督の高校時代の練習仲間であり、元国体選手なのだそうだ。現在は複数の会社を経営する実業家でありながらも、自転車マニアとして少年時代からの夢である自転車屋を遂にオープンさせた。

その柿落として旧知の浅田顕(”あさちん”というアダ名だったらしい)を応援・支援する意味も込めて場所を貸すこと快諾したとの事だ。なかなかイケメンなオーナーさんである。

昔から浅田監督を知り尽くしている黒木オーナーは

「浅田は昔から頑固で、やり方が下手というか、地味過ぎるところがあります。遠慮せずにもっと積極的に動かなきゃだめだと思いサイン会を提案しました。ショップのほうは小規模ですが、女性初心者と僕と同じような自転車オタクのお客さんにご愛顧いただきながら、エキップアサダも応援してゆきたいと考えています。」

サイン会時間は土曜の昼下がりと云うこともあり、地元高井戸のサイクリストを中心に、多くのファンが集まった。

店に入るやいなや突然浅田カントクが「こんにちは」と爽やかな浅田スマイルを投げかけて来る。サイン会とは知らずに来店するお客さんもおり、圧倒され、または困惑している方もいたのだが、すぐにあのエキップアサダ、新城&別府を輩出した監督だと云うことを悟り

「応援しています!」

「頑張ってください!」

と熱いの言葉を掛けられていた。

浅田監督も色々と大変な時期だとはおもうが、そんなことは微塵も感じさせない“熱さわやか”ぶりが清々しい!

世間的には「大丈夫なのかエキップアサダ?」という見られ方をしている事を、心なしか楽しんでいるかの様に、浅田監督はお客さんからの自転車に関する質問に丁寧に根気よく答えている。

どうやったらツール・ド・フランスに出られるのか?

エキップアサダには本当にツールに出るチャンスがあるのか?

をありのままに、丁寧かつ根気よくファンやチームを知らないお客さんに対して答えて行くのだ。

「今年はプロチーム結成を見送り、来期のプロチーム復活準備を進める中、例年できなかったファンの皆様との交流の場も積極的に持ちたい。日頃応援いただいているバイクショップやクラブチームからの有難いイベントや講演依頼も頂いており日程の許す限り各地にお邪魔し、来るべくツールへの夢を語り合いたい。」

うーむ、こりゃエキップアサダツール・ド・フランスにでますよ、きっと。いや絶対。そう確信していなければあの受け答えは出来まい。疑ったオレが悪かった、浅田監督!

【サイン会希望の全国自転車ショップさんにも行脚をするそうですよ!】

「「諦めない」行脚は全国を回る」と浅田監督は言っていたが、果たしてそれは本当なのか?

私は「それじゃ、北海道や沖縄にも行くんですか?」私が愚問を投げかけた思いかけた途端に「当然です」との真顔で答えが帰ってきた。「基本的に週末でスケジュールさえ合えばどこにでも行きますよ。すでに3月20、21日には広島のスポーツサイクルウエキさんでのサイン会&講習会の実施が決定しています」

宣教師のごとく、根気よく全国を行脚し「日本チームをツールに出場させる」ビジョンを説いて回る浅田顕監督。世紀の大不況で精気を失った諸兄が溢れ、草食系男子が増殖している今日、日本が必要なのはこんな男(達)なのではないだろうか?

浅田監督の熱さに勇気を貰い、私も出っ張り始めたおなかを凹ませるダイエットを「諦めず」に継続することを誓った冬の週末の午後であった。「諦めない!!!!」

エキップアサダ監督・「諦めない男」浅田顕監督へのサイン会実施依頼は下記メールアドレスへどうぞ:

office@cyclisme-japon.net

浅田監督自叙伝「人生の目標を決めたら諦めない」は、

下記ウェブショップで購入可能です:

http://store.shopping.yahoo.co.jp/cyclisme-japon/ea-bk.html

今回のサイン会会場は:

「チクロ・ネロ」

住所:168-0071東京都杉並区高井戸西1-1-18

電話番号&FAX: 03-5344-9910

営業時間:11:00〜20:00(不定休)

http://www.cyclonero.jp

テキスト:ベルナール吉祥寺