フロイド・ランディスの告白、一部真実が判明 ー ランスが現役時代UCIに寄付金

先日、ランディスが落とした爆弾発言メールの中には、こんなくだりがあった。「2002年：。。。　ランスは、ツール開幕1月前のスイス一周で勝つ際に、EPO陽性となり、ランスとブルイネールがUCI本部に飛んでいき、フルブルッヘン(当時のUCI会長）と資金提供の合意をした。陽性判定をもみ消すために。（下記は先日リンクを貼ったランディスの告白全文サイトからの引用）

2002：He later, while winning the Tour de Swiss, the month beforethe Tour de France, tested positive for EPO at which point he and Mr　Bruyneel flew to the UCI headquarters and made a financial agreement with　Mr. Vrubrugen to keep the positive test hidden.

ところが2002年にはランスはスイス一周には出場しておらず、この告白の信憑性も問われていた。しかし、このたび、マックエイドUCI会長が、確かにUCIはランスから資金供与を受けた、と明らかにした（CN他の情報）。「まだ十分詳細を精査したわけではないが、知りえた内容によると、2002年、ランス・アームストロングとヨハン・ブルイネールは、（スイス）エーグルにあるUCI本部を訪れた。本部は2002年4月に開設されたばかりで、その少し後のことだったようだ。彼らはこの施設のガイドツアーに参加。施設に感銘したといい、アームストロングは自転車の発展に寄与するために、と10万ドル（約１０００万円）を寄付した」と。

My understanding, without having examined the full detail, is that during 2002 Lance Armstrong and Johan Bruyneel visited the UCI headquarters in Aigle [Switzerland]. It had just opened in April 2002, it was some time after that. They got a guided tour of the centre. They were impressed by what they saw and Armstrong offered $100,000 to help the development of cycling.

ランディスの弾劾があったあと、ランスはhttp://www.livestrong.com/teamradioshack/news_lance-responds-landis-allegations/で、UCIへのわいろは断じて施していない、と反論していた。でも、あとから資金提供をしたことが発覚したときに、あれは寄付だから、と言い訳ができるようなあやふやな言い回し。

(Asked about allegations that the UCI was paid off in a bribe)" Absolutely not. No. That is the other thing, if you get into it. Obviously we’ve seen the email and that is not correct. But a lot of other things in the email, the timeline is off, if you go year by year."

ランディスが、この資金の流れをつかんでいたとなると、そのほかの告白も、１００％絵空事とは言い切れないのではないか？そんな疑問が頭をもたげる。