メンショフ、カチューシャではなくGEOXを選んで悔いなしの理由

祖国ロシアのチームカチューシャからオファーをもらいながら、ジャネッティ率いるジェオックスを選んだデニス・メンショフの弁を、いくつかのサイトで読んだ。メンショフいわく、アスタナにおいてヴィノが他の選手とは違う待遇にあるのと同様、国家を代表するようなチームなら、ロシア人の自分に対してもう少し特別待遇があってもしかるべきだったのではないか、と。大勢の選手の中のひとりにすぎない、といったオファーだったのが不満だった模様。要は敬意の念が足りない、といったことのよう。もっとも、オファーを出したのが、カチューシャのアンドレイ・チミルならそれも仕方あるまい。自分自身、クラシックで鳴らした元一流選手。メンショフに敬意を払えといっても、彼にとってはやはりone of themだったのだろう。とにかくヴィノクロフの待遇に羨望の眼差しを向けているのであれば、あれは超例外ケースだろう。その待遇はランスを除けば余り類をみないほど際立っている。彼自身は、チームのディシジョンメーキングは自分ではないと言っているけれど、発言力・影響力ともに甚大で、チームを仕切っていると聞いている。