ナショナルチャンピオンジャージを着ていたために落車しても気づいてもらえなかったケース

ヴァンピーテヘムとステーフマンスがクイックステップへ移籍して、今までライバルだったボーネンをアシストするという。選手がチームジャージを着ているときは自分の敵味方がすぐにわかるからいいけど、ナショナルチャンピオンジャージを着ていた場合、一体この選手が自分のチームメンバーだったかライバルチームのメンバーだったかシーズン初めはちょっと混乱しそうだ。
選手はまずはジャージで敵味方を判断する。実際、こんなことがあった。(例の映画Hoellentourに登場のシーン。)ツァベルが落車したのに、彼を待ってゴールまでエスコートしたのはヴィノクロフだけだったと。理由は、「ツァベルがドイツチャンピオンジャージを着ていて、ピンクのテレコムジャージじゃなかったから、アシストは彼の落車に気づかなかった」と。

ドイツ版FBI捜査の結果

ベルリンの国営放送RBBのプレスリリース。
8/17にドイツ版FBIに家宅捜索を受けたコイナ医師が、フエンテス拘束後も血液ドーピングを自転車選手らに施し続けていたことが発覚
オペラシオン・プエルトの騒動の後になっても「止められない」、という禁断症状はかなり危機的状況に映る。悪いことを100%承知で、でもそこまでしても勝ちたいのか。。
以前フェスティナスキャンダルの渦中にあったパスカル・エルベがそうだった。裁判でも最後まで否定し続け、宣誓の段になって初めて認めた。(後に、「本当のことを言ってなんになる。家族を守るために嘘は 最後の最後まで突き通したかった」と述べた。)しかし復帰第一弾のレースで再び薬物に頼ってしまい、解雇に。法廷に立って裁きを受けてからもなお止めなかったのは情けない、と思ったが、今回も情けない。

ザブリスキーがUSプロチャンピオンシップTTで優勝

TTのほうは強豪が出ていないせいもあり、ザブリスキー余裕で2位以下に30秒以上つける。例のランスの後継者探しのレースで優勝し、ディスカバリーチャンネル加入というご褒美を手にしたAJスミスも出場したが、ザブリスキーから遅れること6分以上(カテゴリー外という資格で出場)。彼は確か、TTのみの出場だったと思う。