チクリッシモ No..6 ツール特集 は8月18日(土曜日)発売

*[ciclismo] ユニベット終焉のとき<続報と恨み節>
3大ツール、LBL、フレッシュワロン全て出場を逃し、失意のうちに今季いっぱいで解散が決定したユニベットのマネージャーテリン氏が会見を行いこう述べた。「UCIのマックエイドも、プロチーム協会会長のルフェーブルも無力だった。こちらは費用を払わされるだけ払わされて、支援は一切受けられなかった。ルフェーブルはクイックステップのマネージャーなのだから、協会の仕事はやめるべきだ。ひとつのチームの幹部が協会のヘッドを兼任するというのはおかしい」。
思い返せば翻弄されたユニベットの選手や関係者たち。Unibet.comがフランス非公認ギャンブル組織ということで、「?」マークのジャージを作るはめになり、その後は色も違うオレンジの「Canyon」のジャージやチームカーを用意し、Unibetの表示が問題ない国では緑色のUnibet.comのジャージを使用。レースには出られるかどうか直前までわからず。LBLのケースでは、選手たちは直前まで出場と聞かされていた。

ユニベット終焉のとき 

ユニベットが今季限りでチームを解散することが決定した。(hln.be)何度もプロツールレース出場を拒否され、ある意味予想されたが、これでディスカバリーについで今季で運営をやめる2つ目のチームとなる。ゲロルシュタイナーの来季継続についてはまだ結論は出ていない。高い保証金を課すプロツール制度は選手のことを思うとメリットはあるものの、高い費用に加えて昨今の自転車界へは風当たりも厳しいため、よほど自転車に肩入れした企業でない限りスポンサーとしてもリスクはとりにくい状況になっている。

チクリッシモ no.6 ツール特集 は8月18日(土曜日)発売

エスメディアムック179、八重洲出版発行「CICLISSIMO no.6」(id:yahane さんによると、アマゾンでの表記はチクリッシモ6だそうです)は8月18日(土曜日)発売 の由。ツールレポート以外にフォトストーリー「マルコ・パンターニよ。永遠に!-前編-」(14ページ)の特集あり。
税込み定価1,680円、A4ワイド判128ページ+付録

世界選主催者はバルベルデの世界選出場に反対

去年インタビューをさせてもらったとき、バルベルデは、「07年の目標はツールと世界選。世界選はフレイレとダブルリーダーになって、自分自身でも勝ちを狙いに行く」と語っていた。選出者のパコ・アンテケラも、当然バルベルデを選出することを念頭に置いている。去年フレイレが故障で世界選を欠場したものの、バルベルデが銅メダルで救われた。スペインチームは今年もダブルリーダー体制でのぞむつもりだ。ところがきたる世界選の主催者であるアイゼンマン会長は、過去の過ちを告白したツァベルの参戦を歓迎しない、と述べるとともに、「バルベルデは司法的に今のところ問題があるわけではないとはいえ、彼の参戦には反対だ」と言明した。OPの書類には「Valv」といった記載や、バルベルデの飼い犬の名前の名前の記載があるせいだ。今年ツールでもし彼が優勝していたとしたら、たぶんマスコミによってOPの件がもっと蒸し返されていただろう。レース前会見で、記者の中にはバルベルデが追求されない事態について、フラストレーションを持っている記者たちが結構いた。いずれにせよ、アイゼンマンの言葉が絶対的強制力を持っているわけではないので、普通にいけばバルベルデは世界選に出るはずだけど。

ベルダ監督吼える

ケルメ監督のビセンテ・ベルダ率いるフエンテベントゥラ・カナリアスというカナリア諸島のチームは、アスタナがブエルタ欠場となったあと、「ブエルタに我々を招待せよ。でないとチームはつぶれる」と主催者のUnipublicに猛攻をかけている。プロ選手協会も見方につけて目下要請中。

9年間続いた老舗の自転車サイトcycling4all閉鎖<続報>

Wimさんは1941年生まれの人だったそうだ。(ここ)若い人がやっているんだとばかり思っていた。重病を患って仕事をやめて、大好きな自転車のサイトを開始したとある。ちなみに彼はオランダ人。

9年間続いた老舗の自転車サイトcycling4all閉鎖

さっきCycling4allを覗いたらずいぶん雰囲気が変わっていました。まだざっと読んだだけなのですが、終了しちゃう様ですね。閉鎖、とは書いていないみたいですが。
トップページには、管理人のWim van Rossumさんの、ドーピング問題とプロツアーシステムに対する絶望感にあふれた悲痛なコメントが書かれています。
そして、In my opinion の中には、2014年のプロツアーがどうなっているのかと言う「予測」が載っています。
それによると、メインスポンサーは中国の食品業界、アラブのオイルマネーアメリカの銀行、それにスポーツTV局になっているそうです。
他にもため息をつきたくなる様な「予測」が書かれています。夢か現実か?
1ファンとしては、予測が当らない事を願うばかりですが、日本で手に入る情報からでは想像できないほど、事態は悪化しているのでしょうか。
ほんとうに、どうなってしまうのでしょう?

Cycling4all.comに今行って来ました。なんというかびっくり。「at a certain moment it is enough. And that is NOW.」とありますから終了、実質閉鎖ですね。最近は自分自身は訪れる回数も少なかったけれど、CNよりも前から世界的に定着したロードレースサイトでした。管理者のWimはいろいろ意見を発して、提言して、なんとかいい方向に持って行きたいと願っていたようですが。そうした声が権威者や関係者の耳に届いている気配がなく、苛立ちを覚えているようでもありました。さびしいですね。こういう熱意あふれた管理者によって運営されていた世界的なサイトが、閉じられるって。さらにその理由が、「この競技は自殺行為をしている」という絶望感のせいというのが。ちなみにWimと同居している彼女の方は「bonsai4all = ボンサイ(盆栽)for all」というサイトを管理しているようで、こちらの方は今後も続行のようです。