ジロまだ和解成立せず

ジロ主催者側が20のプロチームに6万ユーロ(約840万円)支払わなければ、ジロには出場しない可能性がある、とクイックステップのルフェーヴル氏が言っていた件、期限の昨日までに決着つかず。


ところで、各チームがプロツアーレースに出場するたびにお金を受け取れるなんて知らなかった、結構多額でびっくりしたという声がありましたが、でも、チームにとっては、いい話ばかりではありません。UCIの新規則には、こんなルールまであるのです。


UCI規則その1:もしもプロチームがプロツアーに参戦しなかった場合は、当該チームは罰金としてUCIに対して1万〜2万スイスフランを支払う義務が生じる。更に、それがステージレースであった場合は、上記金額に、レースを放棄した日数を掛けた合計金額が請求されることになる。


つまり、先のトクダネニュースで触れたルフェーヴル氏が、もし本当にジロに出場しなかったらUCIから罰金としてMaxで2万SFx20日=約3千600万円(スイスフランを90円で換算)が科せられる可能性があるのだ。


だから、ジロへの参戦は確約しないというルフェーヴルの言葉は単なる脅迫だろうと、ジロも足元を見ているかもしれない。しかもジロは全てのチーム一律には6万ユーロをは払わないと言っているが、大きいチームにはそれ相応の額は払うとしている。


UCI規則その2:選手やチームは、移籍交渉や契約更新関連の情報を9月1日以前に外部に漏らしてはならない。違反の場合は選手に対し2千スイスフラン、チームに対し5千スイスフランの罰金を科す。