スペインNews

1)昨日スペインのサイトには例のオペラシオン・プエルトの話が一斉に出ていた。押収された血液バッグの鑑定をしたところ、EPOが検出され、血液ドーピングに加え、薬物ドーピングも二重で行なっていた形跡があったと。今回は珍しくエル・ムンドの方が最初に報道した模様。この一件は、マスコミ主導型になりつつあるかのよう。
そのほか、「血液バッグは自転車選手のものだけでなく、ほかのアスリートのものもあったのに、一切ほかのスポーツ選手の名前が出ていない。今回の問題は、政治力の強さが浮き彫りになっている」とジャーナリストたちはフラストレーションを隠し切れない。

2)マンサノvsサイス監督
これも昨日スペインのサイトに出ていたもの。マンサノは、プロトンにおける薬物がらみの弾劾を続けており、オペラシオン・プエルトにも協力している。これに対し、サイス監督の弁護士が、口を閉ざすように買収しようとした、とマンサノが告白したというもの。
真偽のほどはさだかではないが、ここのところサイス監督のニュースがよく出る。ああいうことがあってもなお、自転車界に対する影響力は大きいようだ。

3)やっとマルコス・セラノ
ペレイロが「セラノがカルピン・ガルシアを率いないのはおかしい。チームは彼を雇うべきだ」と発言していた件。決着がついた。セラノはめでたくカルピン・ガルシアに入団。一方でガリシア出身のブランコの方はカルピンガリシアとの契約を破棄してポルトガルのDuja-Tavira に入団を決めた。ガリシアとの契約破棄の理由は、「個人的な目的達成のため」としている。