ロットの選手の飲酒癖を雑誌で弾劾した助監督が解雇処分に

先日英国のCyclesport(Issue Dec)に、ロットの助監督オーストラリア人のアラン・パイパーのインタビューが載っていた(p.103-)。その中で彼は、ロットの選手は飲酒癖がひどく、
・ ステージレースの際、夜はビール3杯とワインボトル一本を流し込んでいる:
・ ドーフィネのプロローグ直前にもビールをあおっていた選手がいた:
ポーランドツアーでは選手らが呑みに行って3時まで戻らず、誰一人レースを完走しなかった、
・ 悪習をやめさせようとしたが、逆に自分は総スカンを食った
と述べていた。
ベテランのヴァンピーテヘムが悪習を辞めさせない要因になっているようなニュアンスのことも。
彼が内部批判をした背景には、ロットとの1年契約が更新されなかった不満もあったようだ。契約更新されなかった理由については、カデル・エヴァンスが新しい助監督をチームに連れてきたため、としていた。

彼は以前妻のビジネスを手伝い、ハンバーガーを売る仕事をしていたが、離婚を機にレース界に戻ることを決め、今年やっとロットの助監督の地位をつかんだばかりだった。

本来なら彼は今年末まで任期全うのはずだったが、どうやらこうしたチーム内飲酒の問題をCyclesportだけでなく、このほどベルギーの全国紙にも語ってしまったようだ。これで、ロットは彼の解雇処分を決定した。Cyclesportだけならまだしも、地元紙に語ったのがまずかった。
ちなみに彼は、来年Tモバイルの助監督入りすることが決まっている。