ウルリッヒの復帰はどうなるのだろう?

フエンテスのアジトで押収された血液バッグがボンの検察局に引き渡されるという動きがある、と今日ドイツ国内外の各紙が伝えている。引き渡されたあとは、バッグの血液が調べられ、去年9月スイス当局者がウルリッヒから採取した血液のDNAと比べる、という話。
金曜日の自転車好き仲間の飲み会でも、「ウルリッヒの復帰はどうなるんだろう?」という話題になった。ジャパンカップの時も、会場で会った人にそんな質問を投げかかられた。やはりウルリッヒの復帰は気になる。
フランスのコラムニスト フロレンス・エグリは先日、「彼のキャリアはまだ終わっていない」と復帰を期待する声を載せていた。IOCジャック・ロゲ会長がウルリッヒを支持しているからだ。クロと決まったわけではないからチームが雇用するのは問題ないはずだ、と。ただしロゲ会長は、「早い復帰をするためには、本来的にはDNAテストに応じるのが一番近道だとは思うけれど」とも。
となれば、今のDNA比較で”シロ”となれば彼の復帰は加速する、というロジック。でも結果が明らかになるまで各チームはウルリッヒの獲得を手控えるようになるのでは?DNA比較をするなら、早く結果がでないと、ずるずる彼の復帰は更に遅れるのでは?という懸念も。

ハミルトンもバッソマンセボも今年走れる。(ティンコフのダニロ・ホンドに関しては、結局二転三転あったのち、スイスの裁判所の決定により出場停止処分期間が追加となり、今年3月まではレース出場できないことになったらしい。)ウルリッヒとセビーヤは?