「クイックステップの現役選手がチーム内のドーピングを告白」の報道

ベルギーが騒がしい。ムセウが現役最後の年に薬をやったことをほのめかし、ベルギーの新聞がルフェーブル・クイックステップ監督の30年間の薬物使用を弾劾。これまで実名2人を含む8名がルフェーブル監督の薬物疑惑を弾劾していたが、今日になって、突如現役のクイックステップ選手の発言とやらがHLN.beに掲載された。

告白内容は:
1.100km程度の短いレースでは薬は使わない
2.リーダーを助けるアシストについては薬は常用する。
3.トップの選手はかなり「ヘビーな代物」を使っている。

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真偽のほどはさだかでないが、一体この話、どこへ漂着するのだろう?
CNを読むと、いずれにせよ背景にはルフェーブル氏へのやっかみがあったことは確か。ル氏は国際プロサイクリングチーム(IPCT)のトップとして、先日ディスカバリーの締め出し提案などを行ったり、ドーピング「トレランスゼロ(非寛容政策)」を声高に提唱。「自分だって関わっているくせにMr.Cleanなんて偽善者ぶるな」という声が今回のル氏薬物手配報道に結びついた、とされている。ただし、彼が関わっていたとされる具体的な話は古かったり、「暗示的」なものが多く、なんだかなぁ、という印象。ただ、この現役選手の話は一体どう受け止めればいいのだろう?