ランディスのB検体も分析に

USADAはランディスのB検体の分析をシャトネ・マラブリ研究所で行うよう要求していたが、これを仲裁パネルが承諾した。一方でランディスはこれに反対している。もしどうしてもやらねばならないなら、UCLAのラボで行なわれるべきだ、と主張。しかしUCLAラボには、分析装置は1台しかなく、その1台が今故障中でそれは無理、と述べている。ランディスのケースでは、7回の検査のうち1つの検体がテストステロンの高い値を示し、その後B検体を調べることなく、炭素同位体にかけ、外部摂取かどうかを確認した。つまり、ランディスのB検体はひとつも検査されていない。
CNによると、今回B検体の結果が陽性であっても陰性であっても、その結果は参考用となるだけという。ただ、ランディス側は現在、結果をひっくり返すよりどころとして、フランスのラボの検査手順の不備を主張している。今回フランスで再度検査を行い、パネルがそれを確認した結果本当に不備があったらば、それはランディス側に有利にもなる(=だからランディスは反対するべきでない)、とパネル側は述べている。