ヴァレリー・カルピン:「自転車競技はサッカーよりキツイね」

引退した元サッカー選手で、スペインガリシア地方を拠点とするビジネスマンに転身したヴァレリー・カルピン。今やカルピンガリシアという自転車チームのオーナーでもある。現在行なわれている自転車レースパイス・バスコに顔を見せ、監督のアルバロ・ピノ(元ケルメフォナック監督)とともにレースを監督車で追った。レースを助手席から追うのはこれで二度目。先にチャレンジマヨルカで体験済みだ。国内外の多数の記者を前に印象を語った。
自転車競技はサッカーよりキツイね。彼らのトレーニング量は、サッカー選手が一生かけてトレーニングする量を上回る」
また、ピノ監督はこれに付け加えて、「我々の目的はチーム作りではない。このスポーツをよりよく知ってもらいたいというプロモーションが主眼だ。」と語った。(Marcaから)


ガリシアはスペインの西に位置し、地元にこれまでプロチームがなかったため、おとなりのポルトガルに若い自転車選手が流出する傾向があった。実際ペレイロも、ポルトガルのポルタ・ダ・ラベッサ Porta da Ravessaというチームでプロ入りを果たしている。
カルピン以下、幹部たちには有望株をポルトガルに流出するのを防ぎ、第二のペレイロを誕生させたい、という思惑がある。


なお、レースのほうは第3ステージでビシオソがアタックを仕掛けてプロトン分断に成功し、最後は6人のスプリントを決めて優勝。総合首位に立った。