ハビエル・オチョア快進撃

事故にあうまでケルメで走っていたオチョアがボルドーのパラサイクリング世界戦に出場。TTで優勝したようだ。しかしパーシュートのほうはまたしてもダレン・ケニーに敗れた。オチョアの最大のライバルで確かイギリス人。いつも2人はすごい接戦を繰り広げている。ちなみに下記のメールで紹介されたサイトを見たら、CP4のカテゴリーで石井雅史選手という日本人が快挙をあげていた。パーシュート2位、1kmTTで優勝している。

久々にハビの話題です。ボルドーでの世界選手権、好調なようですね。
サウニエルの公式サイト / ボルドーのレースサイト
あの悲惨な大事故の後、自転車に戻ってきたこと自体が奇跡のように思えます。
「自転車に乗ること」が心身共に彼のリハビリとなったのでしょうし、生きる目的・存在証明なのかもしれません。
そして、リカルドとの思い出・・・(昨日受信のメールから)

そして、同じメールには、両脚が義足のオスカー・ピストリウス選手が陸上の英国グランプリ(GP)に出場したことも紹介されていた。「両脚に障がいがある選手が国際大会で世界のトップ級選手と走ったのは初めて。」だとか。しかしこのカーボン製の義足がパフォーマンス向上につながっているのでは?として調査が開始したという。

もうひとつ。
「ドーピング=肉体改造=アンフェア」の図式。
全くベクトルの違う話題で恐縮なんですが。==>ここ
動画は==>こちら
気の遠くなるような努力と、技術革新の賜物。
これは特殊な例とはいえ、スポーツにおける健常者と障害者の区別が不要な時代がくるのでしょうか。
現在でもパラリンピックにおいては心身の障害によるクラス分けが難しいケースもあると聞きます。

スキーや自転車のように「肉体以外の用具」を使うスポーツの場合、用具に規制を設けることによって公平さをコントロールしますよね。
今は美談として取り上げられるピストリウス選手ですが、SF小説のように「成績のために自らの肉体を改造する」選手が将来出てきたりするのでしょうか。
それなら、クスリによる「意図的」な肉体改造は?

義足の選手がトップレベルの国際大会に出るのもびっくりですが、カーボンの義足に疑惑の目が向けられるというのも今までにないケースですね。パラリンピックの場合、際立った道具のパフォーマンス向上がでてくると、将来的にお金のある選手とない選手で格差が出てくる懸念もあるのでしょうか。