喧嘩屋UCIが訴えた今度の相手は・・

先日UCI元会長で現副会長のフェアブリューゲンがWADA(世界アンチドーピング機構)の元会長ディック・パウンドを訴えた。理由UCIの薬物撲滅運動の努力に疑問を向けるような発言を繰り返したためという。ちょっと唐突では?と思っていたが、パウンドはこのほどCAS(=Court of Arbitration for Sport、スポーツ仲裁裁判所)の会長に立候補しているそうだ。彼の会長当選を阻止する動きということか。UCIのパウンド訴訟に対しWADAはパウンド支持を表明し、「UCIは訴訟の費用があるなら、ランディス裁判の費用を負担すべきだ」と非難した。(USアンチドーピング機構はランディスの係争費用の負担をUCIに求めたが、予算不足を理由に断られた。UCIは費用負担は拒絶したものの、審理はUCI規則にのっとって進められており、UCIの費用負担拒否は納得いかない、という声が出ている。)