5人目といわれたはジミー・カスペ

ツールで5人目の陽性か、と言われた件、アグリテュベルのジミー・カスペだったことが判明。ただし少し微妙。喘息などの病気治療の例外措置(TUE)の書類が整っていれば、上限値が変更となり陽性判定とはならないケースだった。実際同じようなコルティコイドレベルの数値を出したほかの選手については、TUE扱いだったため無罪放免。過去ラボバンクのペドロ・オリヨも同じことがあり、書類上のミスと判断され、その後陽性判定が覆っている。例えば喘息のTUEについては、審査は緩く、正式にUCI医療機関で検査を受けるといったことも必要ない。それまでオンセ時代から喘息申告していたヨセバ・ベロキが、2004年ブイグテレコムの前身ブリオッシュに移籍して喘息治療特例TUEをチームドクターから受けようとして医師から喘息にあたらないと拒否された上にチームから放出されることになったことも。TUEの申告レベルには、本当に喘息がひどくて大変な選手と、非常に軽微な人がごたまぜになっていることが伺われる。