From Mail Box -- 名前・名前

1.同姓発見

ちょい前のニュースですが・・
女子ゴルフでオチョアという選手が賞金女王になったそうです。=>ここ
この選手はメキシコ人ですが、スペイン語圏では良くある名前なんですか?
自転車選手と同じ名前がでてくると妙に反応してしまいますね。

オチョアという名前はスペイン本国でもたまに聞きますね。カスティーヤ語圏ではOchoa(メキシコ人ゴルファーと同じ綴り)と書き、ハビエル・オチョアのようにバスク人の場合はOtxoa と書くのが普通みたいです。ただ、Ochoaとしている記事も時々ありますが。
スペインの苗字ってバリエーションがいろいろある気がするものの、名前の方は結構数が少ない印象。女性の名前だと、石を投げればアナですね。カセロの奥さん、トリキの奥さん、エスカルティンの奥さん。。。

2.日本語表記に拘る

Graham Watson のことを「グラハム・ワトソン」と表記されておりますが、「ワトソン」か「ワトスン」あるいは「ワツン」かは、ある程度本人の裁量かと思われます。探偵ホームズのは「ワトスン」でしたっけ?
しかし、Graham=「グラハム」は日本人の大いなる過ちで「グレアム」や「グレァム」「グラァム」だと思います。h は発音されていないはずです。
同様に beckham とか Sheringham とか Hulham とか、英語の地名人名の多くはh は前の子音に吸収されているようです。ちなみに David Beckhamは初期日本メディアに「デビット」debit 『ベックハム」と紹介されておりました。

仕事のパートナーでGrahamという人がいて、確かに彼のことはグレームみたいな発音でみんな読んでいますね。
表記の話は時々出ますが、人によって、こだわり派と、決めてもらえばそれに従う派に分かれるような。
アンデルセンAndersenも、本当の読みはアナーセンだとかよく言いますね。でもやはり、アンデルセンのほうがスペルが浮かぶので楽というか。日本語の五十音では対応できないような場合もあるし。

スペイン語の読みルールは比較的単純という気もしますが、バスク人になると少々厄介。読み方が変わって、Joseba、Bingenがヨセバ、ビンゲンとかになるし。それぞれカスティーヤ読みでホセバ、ビンヘンにしてもいいかな、とは思います。ただ本人が実際にそう名乗っていたり、同僚がそう実際に読んでいるを聞いてしまうと、やっぱり忠実に読み仮名を振りたい、、、という気にもなったり。
でも一方でXabier Zandioの場合。カスティーヤ読みだとハビエル・サンディオだけど、バスク読みで本人が名乗っているのはサビエル・ハンディオでしたね。とはいえ、Zandioをハンディオとつづるのは 少々抵抗もあるし、、、そうなるとHaimar Zubeldia もハイマール・フベルディアになるし。。などなど考え出すとキリがないですね〜。