クイックのペドロ・オリヨはラボバンクへ移籍。理由は。。
オリヨがラボバンクへ移籍と聞いて、オランダチームへ行くとは、とびっくりしていた。しかし、理由がわかった。そうか、オスカル・フレイレが引いたのだ。よく考えればピンとくるはず。そう、フレイレにはラボバンクでアシストがいなかった。
フレイレとオリヨは1998年ビタリシオ・セグロスでプロ入りした、いわば同期生。2000年フレイレはマペイに移籍したが、翌年の2001年に彼はオリヨをマペイに勧誘した。マペイでフレイレと合流したオリヨは、フレイレのアシストをせっせとした。
マペイといえばイタリア勢のパワフルな選手が目白押し。フレイレのアシストなんて誰もしてくれなかった(フレイレの弁。)オリヨだけが頼りだった。
そして2000年フレイレはラボバンクに移籍する際、オリヨも一緒に雇ってほしいと言ったが認められなかった。オリヨはマペイからそのままクイックへ。ラボバンクでは忠実なアシストがいなかったフレイレ。今回ついに、フレイレがついにオリヨを獲得するようにチームを説得したらしい。オリヨは98年以来、いつもフレイレの後を追っている。来年フレイレのスプリント優勝の助っ人となる予定。
リーダーが移籍の時、助っ人を一緒に連れてくるケースは多い。オラーノが97年、マペイからバネストにベルトランを一緒に引っ張ってきたこともあった。セビーヤがフォナック入りした時もアシストのホセ・エンリケ・グティエレスを一緒に連れてきた。今回、セビーヤがTモバイルに移籍することが決まったが、グティエレスをつれてくる可能性は低いと個人的に見ている。グティはもうあの時のグティでない。セビーヤのアシストとしてでなく、自分自身が勝てる選手になっている。一方でセビーヤは不調続きだ。グティはTモバイルへは行かず、フォナックで自分自身の勝利を追及するのではないか。